鍼灸師のための自炊のすすめ
とある日の治療室での会話
CL「お休みの日は何をされるのですか?」
私「昨日は本の整理をして…。そうそう最近、自炊を始めましたよ。」
CL「…。あらっ、先生も大変ですね。人生いろいろありますからね。家の娘も一年で戻ってきてしまって、もう大変ですよ。早く自立してほしいんですけどね。主人は食事も洗濯もまったくやったことがないですよ。偉いですね…。」
私「自炊ってその自炊じゃないんですけど~。」
自炊とは書籍や雑誌などを裁断して、スキャナで読み込みデジタル化(PDFなど)をする行為をいう。著作権侵害による自炊代行業者に対する裁判も行われているが、個人で使用するには問題はない。ここ数年、スキャナの性能も向上し、裁断機の値段も安くなってきているので、家庭用でも十分使用に耐えるものになってきた。
蔵書家というわけではないが、なかなか購入した本を処分できないので置き場所に難儀している。また、本棚に本を前後二列で並べていて、空いている隙間にはパズルのように嵌め込んでいるので、いざ本を探そうと思ってもどこにあるかわからないといった状況である。鍼灸関係の書籍は絶版も多いので、二束三文で売るのも癪だし、ヤフオクは面倒くさいし、さりとて捨てるには惜しい。そこで、まず雑誌関連と紙の資料を自炊することにした。(工程はそのうち追加します)
スキャナで読み取ったデータをパソコンからipadに送信すると次のような状態で見ることができる。
1000冊以上のせることが可能らしいので経穴書や辞書、古典文献などを入れておけば、ちょっとした調べ物や講義の時などにも便利である。解剖書など写真や図版の多いものや和本などすべての本を電子化をする必要はもちろんなく、使用目的に応じて選択すればよい。 パソコンでも見ることは可能であるが、やはりタブレットタイプのものが見やすいし使い勝手が良い。
scansnap ix500の読みとりモードには、カラーモード・グレーモード・白黒モードが用意されている。書籍によっては、カラー写真や文字と図が混合したものなどがあり、モードを統一する手間がかかる。自動読み取りモードにすると白黒モードとグレーモードが混在しバランスに欠け見にくくなる。文字だけであれば白黒モードは読みやすく、容量も軽くて済む。このあたりは、まだ改善の余地がありそうである(まめに設定をすればよいのですが…)。
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