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鍼灸鷄肋ブログ

鍼灸に関する内容や日々の出来事を紹介します。世田谷区祖師谷「鍼灸指圧自然堂」から発信しています。

蜂針療法とMPSの蜜な関係|ザ!世界仰天ニュース「ありえない中毒の女性」を見て閃いた

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5月14日の「ザ!世界仰天ニュース」の放映では、「ありえない中毒の女性」として蜂針療法が紹介されていた。蜂針療法の歴史は古く、古代エジプトやギリシャでも行われていたとされている。ミツバチの蜂針を皮膚に刺し、その蜂毒によって痛みや炎症を抑えるという方法である。

過去の放送内容から引用

ザ!世界仰天ニュース

アメリカ・ケンタッキー州に住むマーガレット(53歳)は、10年以上前から股関節の痛みに悩まされてきた。病院へ行くと「変形性関節症」との診断を受ける。

 さらに痛みはひざ、指、首にまで広が り、耐え難い激痛が彼女を苦しめた。人工の関節を埋め込む手術という選択肢もあったが、“まだ歩ける自分はそこまで大げさなことはしたくない…”と思っていた。

 そんな時、何気なく立ち寄った養蜂専門店で、蜂の毒が関節症に効果がある、と書かれたカタログを目にする。そして自宅でミツバチを飼い、自らミツバチの毒針を直接体に刺し、痛みを和らげる治療をするまでに…!

 ミツバチの毒は、アメリカやイギリスの大学では、関節の痛みを和らげる成分が含まれているという研究結果も発表されているが、日本の専門家は「蜂に刺されることによってアナフィラキシーショックで死に至る可能性もあり、勧められることではない」と言っている。

 このレポートは変形性股関節症の痛みがヒアルロン酸製剤の関節内注射では症状が軽減されず、蜂針療法で痛みが寛解したというものである。従来、蜂毒により鎮痛作用があるといわれていたが、日本の医師の話では蜂毒の薬理効果に関して否定的であった。

蜂毒が痛みに対して効果がないとすると何故、痛みが軽減したのであろうか?

単なる心理的なもの(プラシーボ効果)であろうか…。ひとつの仮説として、蜂の針刺激の効果がある。映像では痛みの生じている付近に何箇所も蜂針を刺していた。このことから推測して、蜂針が活性化したトリガーポイント(TP)にヒットした可能性がある。

このトリガーポイントにより引き起こされる知覚症状や運動症状、自律神経症状を筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome:MPS)と呼んでいる。

つまり、痛みの原因は変形性股関節症にあるのではなく、筋筋膜上にできたTPが原因で痛みを生じていた(MPS)のではないかということである。痛みが股関節だけでなく、ひざ、指、首にまで広が っていく症状もMPSによくみられる特徴である。