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鍼灸鷄肋ブログ

鍼灸に関する内容や日々の出来事を紹介します。世田谷区祖師谷「鍼灸指圧自然堂」から発信しています。

「医者いらずの生き方」内海聡氏の講演会に参加して

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「精神科は今日も、やりたい放題」や「医学不要論」などの著者であり、内科医でもある内海先生の講演会に先日参加してきた。少々過激な内容も含むが、問題意識を持っている人にとっては共感するところも多かったであろう。ただ、毎回講演終了後は気分がどっと落ちこみ、暗い気持ちになる人が多いとのこと。確かに、あのタイミングで解毒のサプリメントや健康グッズなどを勧められたら、思わず買ってしまうかもしれない。

薬や健診、医療構造、食や環境問題など、多岐にわたる内容であった。健康に関心の高い人であれば、どこかで聞いたことのある話も多いのであるが、かねてより指摘されていながら、全然改善されていない現状はいかんともしがたい。ますます状況は悪化しているようにさえ思われる。内海先生のブログやFBなどでも情報が公開されている。

キチガイ医の素人的処方箋

食については以前からいろいろな問題提起や議論がされている。その食べ方にはマクロビオティックや玄米正食、西式健康法の生菜食、甲田療法、断食療法、自然療法、糖質制限などさまざまものがある。また、食材自体の安全性の問題、農薬や遺伝子組み換え、加工品や添加物など。知れば知るほど食べられるものが少なくなり、より安全性を求めるとコストが高くなることも悩ましい問題である。

このような状況下では、内海先生が言うように社会毒をいかに排除するかということが、まずは基本的な考え方になるのかもしれない。

社会毒とは人間社会がもたらした、古来の生物的世界とは反する内容をもった物質のことである(西洋薬、 農薬、食品添加物、遺伝子組み換え食品、環境ホルモン、石油精製物質、強力な電気、電磁波、大気汚染物質、砂糖、人口甘味料など)。

講演の中で、デトックスについての話も興味深かった。社会毒は便で排出することは難しいので、汗をかいて脂肪を燃やす必要があるらしい。低温サウナや岩盤浴、砂風呂などを紹介されていた。また、激しい運動は活性酸素が増えるので、やり過ぎはよくないとのことである。

これらの情報は、おそらく大手メディアできちんと取り上げられることは少ないであろう。もっと積極的に議論されるべきことではあるが、それを阻むものは何か、というところであろうか。アマゾンの書籍のカスタマーレビューなどでは反対意見が書き込まれていたりと、それはそれで健全なわけである。内容によっては結論の出ないものもあり、専門家でも意見の分かれるものもあるであろう。

インターネットの普及により、情報の伝達方法も様変わりしつつある現在、いかに正しい情報を得ることができるかということがこれからの社会で生きる上で重要なことであろう。

「食医(医食)同源」という言葉があるのはみなさんご存じとは思いますが、この東洋医学に基づく思想はすでに失われた感があります。

私は医師になって4年目に東洋医学を学びだしたのですが、現在の東洋医学は思想的には凋落の一途をたどっていて、漢方薬の売り込みなどを推し進めているのが現状です。「不自然な食べ物はいらない」より

東洋医学に対してもこのように手厳しい。しかし、漢方薬を処方できるのは医師と薬剤師(販売)なので、一般の鍼灸師とは少々状況が異なるであろう。表に出ることもない、清貧な鍼灸師は少なくないと思うのだが。。

情報をきちんと発信していくことの大切さについても考えさせられた一日であった。

不自然な食べ物はいらない

不自然な食べ物はいらない