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鍼灸鷄肋ブログ

鍼灸に関する内容や日々の出来事を紹介します。世田谷区祖師谷「鍼灸指圧自然堂」から発信しています。

大腰筋のリリースで下腹部ダイエットは可能であるか

女性にとって美容と痩身(ダイエット)は永遠のテーマであろうか。

毎年、さまざまな方法が雑誌やテレビで紹介されるが、どれだけ効果があるのだろう。ダイエットもイベント化しているような気もするが、やはり運動と食事は基本であるに違いない。

さて、前回、大腰筋と腰痛についてのブログを書いたが、大腰筋は姿勢を決める大きな要因の一つでもある。「THE ENDLESS WEB」には大腰筋と腹直筋のバランスについて次のように記載されている。

長期にわたる大腰筋の短縮は、鼠径部に大きな影響を与え骨盤を前方へ押し下げてしまいます。同時に腹直筋の正常なトーンをゆるめてしまいます。共通した姿勢は前弯と太鼓腹です。

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下腹部は脂肪がつきやすく、痩せにくい部分でもある。飲んだ後に締めのラーメンなど食べているとすぐにポッコリでることも多いのではないだろうか。なかなかダイエットしにくいお腹の贅肉が気になるなら、一度、自分の姿勢を見直してみてはどうだろうか。

お腹を突きだしたような姿勢に見られる特徴としては、肋骨のアーチのくぼみと鼠径部の固定がある。また、それに連動して膝の軽度屈曲位、脊柱の後弯、肩甲骨の挙上、頭部を前方に押し出したような姿勢などがあげられる。

平らなベッドや床に上向きに寝た(仰臥位)時に、上体が反ってしまい腰と床の間の隙間が大きい状態、膝が伸びきらずに外側に足が倒れてしまう状態(つま先が外側をむいている)などは疑わしいかもしれない。

姿勢を保持するためには、大腰筋だけではなく、多くの姿勢筋が働いている。ハムストリングス(大腿部の後ろ側にある筋肉)や下腿三頭筋(アキレス腱のある部分、ふくらはぎ)、臀筋、腸脛靭帯、仙腸関節や胸腰筋膜などの緊張をリリースすることで姿勢が改善されることもよく見られることである。効果を持続させるためには、普段の生活スタイルをみなおすことも必要である。

大腰筋の短縮を改善することで、体重が減るというよりも姿勢がよくなり、ぽっこりお腹がスッキリ見えるということはあるかもしれない。また、慢性的な肩こりや頭痛、腰痛の一因となっている可能性もありそうである。この大腰筋の短縮と太鼓腹の関係は興味深い視点である。

エンドレス・ウェブ―身体の動きをつくり出す筋膜の構造とつながり

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