鍼灸鷄肋ブログ

鍼灸に関する内容や日々の出来事を紹介します。世田谷区祖師谷「鍼灸指圧自然堂」から発信しています。

何事も日頃からのメンテナンスが大切である|船上で電動リールが動かなかった経験から学ぶ

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船上で電動リールが動かない

先日、アジを釣りに走水から船に乗ったのであるが、いざ道具を準備していると電動リールの電源が入らないのである。

釣りにはさまざまなスタイルがあり、船釣りではしばしば電動リールを使用する。水深4、50メートルを超える棚であると手動のリールでは手返しが悪く、手や腕の疲労も溜まる。そこで、最近では文明の利器である電動リールが主流となっている。

以前から使用しているこの電動リールは接触が悪く、表示画面が映らなかったり、動作途中で電源が切れたりしていたのである。だましだまし使っていたのであるが、今回はお手上げであった。

筆者が子供のころは、家電や工業製品、おもちゃなどもメカニカルなものが多く、簡単な故障であれば自分で修理が可能であった。最近の製品はエレキ部分の故障が多いようで、基盤をユニットごと交換しなければならないものも少なくない。ブラウン管テレビの映りがわるい時に本体の横をたたくと、また復活するようなこともあったが、そんな生き物のような感じがする製品は今となってはなんだか懐かしい。

話は逸れるが、梅雨時はテレビやパソコンの故障が多いらしい。湿気でほこりが溜まったり、基盤が膨張して接触が悪くなるとか。

閑話休題

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いろいろと調べた結果、故障の原因は本体ではなくコードのクリップの接触不良であることが判明した。ばらしてみると、コードの端子の部分が塩分で腐食して接触が悪くなっていた。まず、分解して腐食している部分にやすりをかけ、オイルを塗布して組み立て直し、電源を入れてみると見事復活。お騒がせしました。

機械もからだもメンテナンスが大切

機械を長期間、快適に使用するには、定期的にオイルをさしたり、オーバーホールをする必要がある。日本人の「もったいない」精神は外国人にも評価されているようであるが、実際は修理して使うより、新しく買った方が安くつくことが多いのも現実である。このあたりは悩ましい。

製品は壊れたら交換したり買えば解決するが、生物である身体(からだ)はそうはいかない。機械と身体を同列で考えることはできないが、ストレスや疲労をため過ぎないほうがいいということに関して否定する人は少ないであろう。

なんとか使えていると、メンテナンスするのも面倒くさかったり、先伸ばしにしたりしてしまうが、そのままにしていると、どこかのタイミングでショートしてしまうリスクが高まるといえる。

30歳も後半になると、疲労の回復が遅れたり、からだが強ばってぎくしゃくしたり、若い時のようにいかないものである。時々、立ち止まってからだをメンテナンスすることも必要でしょう。自分の身体は交換できないのですから、、。