鍼灸鷄肋ブログ

鍼灸に関する内容や日々の出来事を紹介します。世田谷区祖師谷「鍼灸指圧自然堂」から発信しています。

2014-01-01から1年間の記事一覧

ホームページの引っ越し

長年使用していたプロバイダのホームページサービスが2015年2月28日に終了するため、コンテンツを引っ越しすることとなった。普通の引っ越し同様、手続きなど何かとやることは多い。 年末なのに急に立ち退けと言われても。。といった心境である。 こ…

「医者いらずの生き方」内海聡氏の講演会に参加して

「精神科は今日も、やりたい放題」や「医学不要論」などの著者であり、内科医でもある内海先生の講演会に先日参加してきた。少々過激な内容も含むが、問題意識を持っている人にとっては共感するところも多かったであろう。ただ、毎回講演終了後は気分がどっ…

北京の空を見て、PM2.5について少し調べてみた

中国の空気汚染 10月中旬、北京へ旅行にでかけた。何度か中国に行ったことのある人にその話をすると、その多くはレートの悪さと大気汚染の話題となる。 上の写真は朝の天壇公園の風景である。うっすらと靄がかかっているのが、お分かりになるだろうか。公園…

たまには、のんびりと、北京の秋|不到長城非好漢

万里の長城(八達嶺)からの眺望 北京の代表的な料理と云えば、やはり北京ダック。清朝皇帝が愛した北京ダックを再現しているとも言われる、知る人ぞ知る名店「利群」。予約をしても並ぶこと必至、それでも食べる価値ありですな。

鍼を横に刺すということ|経絡、経筋、それともファシア。。

先日、講義の準備のため資料を整理していて考えた。もし、疼痛や筋の緊張緩和に対して、直刺に比べて横刺(水平刺)の方が治療効果が高いとすれば、それはファシアのリリースという説明ができるのではないかと。 1.鍼には様々な形状のものがある 前漢の頃…

家庭でできる温灸法|逆子に至陰の灸(きゅう)、試してみる価値あり!

テレビや雑誌で特集が組まれたのであろうか、今月は温灸に関するアクセスがいつになく多い。このアクセスも不思議なもので、何かのきっかけで突然増えたり、急降下したりする。これが株価だったら、毎日ドキドキである。 さて、温灸の方法については、すでに…

レジリエンスに関する覚書|いかにしてレジリエンスを高めることができるのか

パーソナルな問題だけでなく、システムやコミュニティ、環境問題など幅広い分野で最近語られている一つの概念に「レジリエンス(resilience)」がある。その語源はストレス(stress)と同じく、もともとは物理学(力学)用語である。ストレスを生じさせる歪…

毫鍼で筋膜リリースをする方法|副挫刺法の応用

挫刺針法はファシアへ直接アプローチすることができるが、いかんせん刺激が強い。ここぞという時以外、なかなか日常的に使うことを躊躇してしまうのである。 もう少しマイルドな方法として副挫刺法がある。従来の方法では、6番ぐらいの毫鍼を刺鍼したのち、…

細絡(さいらく)の気になる季節|若い女性にも多い頚肩の循環障害は凝りや頭痛、肌荒れの原因にもなる。

「おそるべき君等の乳房夏来(きた)る」 毎年、夏になると不思議と三鬼の句を想い出す。が、ここで言いたいことは「もしかしてだけど~」という妄想ではなく、その視線の先は「細絡(さいらく)」にある。職業病さながら、ついつい背中の細絡が気になってし…

挫刺針法は浅層ファシア(Superficial fascia)へのアプローチである|ファシアと疼痛の関係について

挫刺針法とは 挫刺針法は塩沢幸吉によって考案された特殊鍼法である。効果はあるものの刺激が強いため、臨床に使用している鍼灸師は稀であろう。それ以前に、鍼灸学校で習うこともないため、一般的にその存在自体知らないのが実状である。 角田章著「特殊針…

鉄斎流「按腹獨稽古」を読んで考えた(1/X)

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ディスポの鍼管でテンセグリティを作ってみた

テンセグリティ(tensegrity)とは、「Tension(張力)とIntegrity(統合)」の造語で、アーティストのKenneth Snelson(ケネス・スネルソン)の彫刻にはじまり、R. Buckminstar Fuller(R・バックミンスター・フラー)により提唱された概念である(どちらが…

「テルマエ・ロマエII」を観て、指圧について考えた

古代ローマを舞台にテルマエ(浴場)設計士のルシウスは、ハドリアヌス帝などからさまざまなテルマエの設計を依頼される。アイデアに悩み、仕事に行き詰まっている時に、決まって現代日本にタイムスリップが起こる。銭湯や温泉地など入浴施設に関係する場所…

蜂針療法とMPSの蜜な関係|ザ!世界仰天ニュース「ありえない中毒の女性」を見て閃いた

5月14日の「ザ!世界仰天ニュース」の放映では、「ありえない中毒の女性」として蜂針療法が紹介されていた。蜂針療法の歴史は古く、古代エジプトやギリシャでも行われていたとされている。ミツバチの蜂針を皮膚に刺し、その蜂毒によって痛みや炎症を抑えると…

糖質制限はダイエットの主流となるか

いつの世もダイエットと美容は女性の関心を呼ぶらしい。 これらに関するテレビや雑誌の特集記事は途切れることはなく、手を変え品を変え新しい体操やサプリメント・食品・健康器具などが紹介されている。しかして、その効果の程はどうなのであろうか。 当治…

特別展「キトラ古墳壁画」が東京国立博物館にて開催中

特別展「キトラ古墳壁画」が4月22日(火)~5月18日(日)まで、上野の東京国立博物館にて開催されている。 特別展 キトラ古墳壁画/東京国立博物館 本館 特別5室[上野公園] キトラ古墳(奈良県明日香村)は7世紀末~8世紀初めに造築されたと考えられてい…

健康づくりのための睡眠指針2014|いままでの入眠法は間違っているかもしれない

先ごろ、厚生労働省のHPに睡眠対策の情報として「健康づくりのための睡眠指針2014」が掲載された。睡眠対策 |厚生労働省 健康づくりのための睡眠指針2014 ~睡眠12 箇条~ 1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。 2.適度な運動、しっかり朝食、ねむ…

旬をいただく|鯛の秘伝の穴(つぼ)はどこにあるのか

先日、テレビの料理番組を見ていたら、旬の食材の話になった。なんでも卵にも旬があるらしい。これは初耳である。親鶏が新緑の葉っぱを啄ばみ、生命のエネルギーをたくさん吸収することで春の卵は栄養価が高いというような理由だったように記憶している。妙…

特別展「医は仁術」が国立科学博物館にて開催中

特別展「医は仁術」が3月15日(土)~6月15日(日)まで、上野の国立科学博物館にて開催されている。 特別展 医は仁術|主催 国立科学博物館・TBS・朝日新聞社 「医の原点は江戸にあった」ということで、江戸期から現代までの医学の変遷を概観できる。展示内…

「アドレナル・ファティーグ(副腎疲労)」と「腎」の関係|コルチゾールの減少が腎虚の一因か

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第2回九鍼臨床フォーラム開催予告

鍼灸師の方もご覧頂いているようなので、所属している研究会の宣伝を! 治療院を休むと「ご旅行ですか?」とよくいわれるので、本当に研修をしてますよという意味も込めて。。 第2回 九鍼臨床フォーラム 【開催日時】平成26年3月23日(日)~24日(月) 【場…

医療は我々の味方なのか|近藤誠氏の「医者に殺されない47の心得」を読んで

本屋の医療関係のコーナーにはアンチ医療系の書籍が並ぶことが多くなったように思う。それだけ医療に関して関心が高いということでもあろうが、現行の医療に対する不安・不信の表れと読むこともできよう。 昨今の出版不況という中で近藤誠氏の著書「医者に殺…

自動ドアの開く仕組み|押すと開くと認知しているのでは。。

よく見かける自動ドアのスイッチ部分である。「自動 押してください」と書いてある。 こちらの自動ドアには「自動 軽くふれてください」と書かれている。 日常生活の中でノブは回す、ハンドルは引く、ボタンは押すと無意識に行うことが多い。これらのことは…

迎春|はてなブログおみくじ2014で大吉がでた!

はてなブログおみくじ2014 大吉がでましたので、そのままUPしてしまいました。 運だめしにいかがでしょうか。 新年4日より鍼療しています。