マシンによる運動は定着するか|世田谷区成城9丁目に新しい健康器具が設置されていた
世田谷区内の公園には子供の遊具とは違う健康遊具が設置されているところがある。バイクに乗っていると時々目にすることがあるので、使用することはないが、その存在は認識していた。先日、抜け道を走行中、従来の遊具とは明らかに異なる、スポーツクラブにあるような最新式の遊具(健康器具)を発見した。
設置場所や遊具の種類などの情報は世田谷区のホームページで見ることができる。
その説明では次のように紹介されている。
健康器具は、散歩の途中などに、気軽にストレッチをしたりからだのツボを刺激したり、筋肉を鍛えるなど、日常生活での健康づくりをおもな目的として設置されています。
- 背面のカーブを利用して上半身のストレッチができる背伸ばしベンチ
- 体ひねり、腰ねじりなどのストレッチが簡単に楽しくできるツイストボード
- ぶら下がり棒
- 大人が使える鉄棒
- 腹筋ベンチ
一方、上図の健康器具の説明を書き出してみると、
【目的と効果】
筋肉や柔軟性を高め、日常生活での転倒防止やリハビリ等での利用を目的としています。適度な筋トレやストレッチは、血行が良くなり、体や心を軽くする効果があります。
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の予防を意識(?)した内容になっているのか、その器具の種類は全て横文字でこのような感じである。
- ラットプルダウン
- パラレルバー
- チェストプレス
- シットアップ/バックエクステンション
- チンアップバー
- レッグエクステンション
この日は健康器具を使用している人は誰もいなく閑散としていたが、認知されれば散歩の途中で運動する人なども増えてくるのだろうか。
唐突であるが、、。
公園での運動や健康法などは隣の中国でも盛んである。中国に行かれた方はご存知だと思うが、このような健康器具は随分と前から中国の路地裏や住宅街の片隅に設置されていて、ご高齢の方が運動している姿を目にすることがあった。その時は、このような遊具というか器具は日本にはなかったので、輸入すれば商売になるかも、などど考えたものである。
しかし、マシンによる運動はあまり面白くないので、よほどモチベーションが高くないと長続きしないのではないだろうか。昨今、中国ではダンスが熱い!
上の写真は、とあるデパート前である。
朝の通勤時であるが、どこからともなく人が集まって、皆さん楽しそうにダンスをしている。イベントや特別な行事ではなく、ごくごく日常の一コマで、ちょっとした広場があれば、さまざまなダンスや気功、太極拳などが行われている。日本人にとっては不思議な光景ではあるが、一人黙々とマシンで運動をするよりも、筆者にとってはこちらの方が人間的な感じがするのである。
近い将来、日本でもこのような流れがくるかもしれない、、?